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社団法人日本医業経営コンサルタント協会創立20周年記念寄稿

「継続研修、上級ビジネスコースなどの研修について」

尊田京子  国立大学法人 三重大学大学院医学系研究科 非常勤講師

社団法人日本医業経営コンサルタント協会創立20周年、誠におめでとうございます。
私は、平成17年に医業経営コンサルタントの資格を取得いたしました。協会に所属後は継続研修に毎年参加しており、上級ビジネスコースにも参加しております。ここでは、その上級ビジネスコースの研修について述べさせていただきます。
上級ビジネスコースには多彩な授業科目があり、多くの分野から実践的な経験が豊富にある講師が招聘されているのが特徴です。例えば、看護については社団法人日本看護協会会長、PFIでは現場業務に精通した弁護士、診療管理では国立大学で教鞭を取りつつ臨床をしている医師、東京大学政策ビジョンセンターの研究者で米国のシステムにも精通している方、療養病床については日本慢性期医療協会会長、医療・介護・福祉の連携では新しいビジネスモデルを展開する病院グループの代表、患者管理体制では国内の著名な看護大学学長、医療制度と法体系では現役の厚生労働省大臣官房参事官、その他にも日本医業経営コンサルタント協会に所属して事業を営むコンサルタントの諸先輩方からも多くの講師を招聘しております。さらに現場研修も豊富で、レーザー医療などの先端医療や最新の電子カルテシステムの見学会など、日々進んでいる臨床事情をすばやくキャッチアップできる講座が数多くあります。
どの講義も非常に魅力に溢れたものですが、印象に残っている幾例かをご紹介させていただきます。看護関係の講座では、64万人を擁する看護協会のトップから看護師の労働環境について深刻なレクチャーがありました。新人看護職の離職問題ばかりが注目されるが実際には中堅看護職の離職も非常に多く、全国で病院勤務する看護職員の約2万人が過労死レベルにあるため、超過勤務・夜勤回数・低賃金の三大問題を改善しなければならないこと、一方で、今後の超高齢・多死社会に対応する為には、医師不足を解消する為の手段として、特定看護師制度を導入し看護師の役割を拡大させることが重要であることなど、医療現場に限りなく近い情報と喫緊の課題についての事情を知ることができました。電子カルテの講座では、クラウドコンピューティングを使った最新の電子カルテシステムで、院内の各部署単位以下の経費が簡単に集計・表示可能なソフトウエアの実演をしていただき、社会の先端システムを直に経験することができました。このような先生方を招聘できるのも、協会の長年のご努力の賜物と思い、その恩恵に浴せることに感謝申し上げます。
さらに、個人研修(自宅学習)用教材も、幅広い内容を網羅しており充実した教材となっております。都合のよい時間に学習でき、途中で中断することも再度見直すことも可能である非常に便利な教材です。
今後、継続研修に望むことは、講座の中に難病患者団体や障害者団体からも講師を招聘することです。患者サイド、医療を提供される立場からの視点での講座が加わることにより、総合的な見地からの臨床現場の情報を会員に提供することが期待できるでしょう。
研修ご担当の方々、特に山崎安弘様、藤本雅春様にはいつも細やかなご配慮をいただいております。常に授業がスムーズに進行するよう気配りをされており、生徒として非常に助けられています。体調不良の際には気遣っていただき、資料の送付一つをとっても生徒側の事情に配慮して考えていただいていることを実感いたします。最後に、このような研修担当の方々の日々の努力に心から感謝申し上げます。